身体を動かすときに最初に動くのは小さな動きの筋肉です。この小さな動きに問題があれば、土台に問題があるような状態なので全体の動きに問題が出てしまいます。そして、その筋肉に適切な指令を送るには関節にある感覚の受容器が正常である必要があります。
受容器の働きを正常化し、小さな動きから大きな動きへ、中心から全身へ動きがつながって行くように連動を意識した施術を行います。動きがうまく繋がれば無理がなくなり痛みの原因がなくなるということになります。
身体の動きが整うということは、バランスが良くなるということ、圧力が正常になり血の流れが良くなるということ、生命が良く働けるようになるということ。
身体からの警告サインである。
腰痛、動きにともなう動作時痛などの痛みは身体に不都合な行動、生命維持に不都合な行動に対してその行動をやめさせるために身体が嫌な感覚、不快感を感じさせている。というふうに考えています。
であれば、身体が良くなる方法もそこから見えてきます。
呼吸・飲食・身体運動・精神活動、自分が生きていく上で絶対に他の人に代わってもらうことができない四つの活動。この四つが自然法則にかなっていれば、人は誰でも健康で幸せに生きていくことができる。そして、痛み、病気、不幸というのはこの四つのうちのどれかが法則から外れているということを知らせるためのサインであると考えています。
不快な方向から快適な方向へ。不快な感覚、痛みなどは身体に良くないことが起きているサイン。気持ち良さ・快適な感覚、後味の良さは身体に良いことが起きているときのサイン。不快感、日常の偏りが大きくなる方向からは逃げて、身体が治る方向へ。いったいどうやったら良くなるのかは、本来身体が教えてくれています。